物事をスタートさせるとき、というか「これやってみようかな」というときって、多くの場合は誰かに勧められて、または何かに勧められて始めることが多いですよね。
こういう勧められるときに必ずと言っていいほど出てくるのが、「成功談」です。

成功談を見聞きして、「自分もこうなりたい」というイメージをわかして、さらには「自分にもできそう」という感情を持ち合わせながら、購入するわけです。ある意味、この流れは王道です。でも、この裏には、10倍くらいの失敗談が眠っているわけです。

私も成功談を見て「これは自分でもできそうだ」と思って飛びついたことが何回もあります。
相手はものを売るプロですから、買い手の心理をうまくついてくるわけですね。

念のため書くと、別にそういう行為が悪いというつもりはありません。
マーケティング手法として、大事な戦略です。
一方で、その戦略に乗って買った人が愚かだとかいうつもりもありません。
お金と商品のやりとりがあっただけのことなのです。

失敗談に繋がる理由は?

失敗し続けていた私がまさにそうだったのですが、「この方法なら自分も成功できそう」という考え方に問題があるのです。他力本願なんですよね。
「思考は現実化する」という言葉はありますけど、世の中において思っているだけで現実化することはまずありえません。

では、行動すればいいのかというと、それはそうなんです。
だけど、単に行動するだけでは途中で息切れして挫折するのが見えています。
それなら何が必要かというと、「認める」という行為なんですね。

認めるということ?

いったい、何を認めるのかというと、自分の現状・いまの自分のレベルです。
よくオープニングセミナーを受けて「これなら自分もやれそう」というときは、自分がなりたい理想形を思い描いて購入しますよね。それはものすごく大事なことなのです。ただ、理想だけ見ていると、いざ実践し始めたときに理想と現実とのギャップの大きさに打ちのめされて、挫折してしまうのです。

だから、「いまのレベルを認めておくこと」が必要なんです。
こういうことを認めておくと、逃げ道ができます。あなたがストイックな性格だったら、逃げ道なんて作る必要はありません。だけど、あなたがもしストイックな性格でないのだとしたら、逃げ道を作っておくことは、ものすごく大事です。

どんな逃げ道なのかというと、「レベル1だからこれだけできれば御の字」というような、考え方の逃げ道です。
人間は勝手なもので、自分の現状でのレベルと理想形との差を埋めようとすると、負担がものすごくかかります。そして、理想形のレベルを基準に考えるから、常に追いつめられているような感覚に陥りがちです。

そうではなくて、「できない自分」を基準にして、その基準からいまはどれくらいできるようになったかを考えると、気持ちの負担がかなり減ります。この気持ちの負担を減らすためには、まずは「できない自分」や「未経験な部分が多い自分」を認めることがスタートラインです。

終わりに

「認める」という行為は、単純であるがために、相手にしないという人がほとんどです。
でも、ほんの数分で構わないので、自分磨きをして言ってくださいね。